H31年度/2019年度平均点予測・講評 ⇒令和2年度青森県立高校講評・平均点予想はこちらから 平成31年3月8日に行われた、H31青森県立高校入試。 暗い表情での自己採点になった生徒が多かった印象です。 生徒の第一声は「数学が難しかった。あと理科も・・・」が多かったです。 一昨年のH29年度の入試(平均277.4点)、あるいはひょっとしたら大分前ですがH22年度の入試(平均264.2)に近い印象です。 ・数学は昨年度48.0点(一昨年度56.4点)でしたが、今年も特に最後の問題が難しく感じられたのではないでしょうか。 ただし、昨年度の数学の平均点が低かった分だけ、今年の平均点の下げ幅は限定的(5点未満のダウン予想)で、最後の問題の出来不出来よりも前半部分で取れるべき問題をいかにミスしなかったかが勝負だっと思います。 ・国語もやや難しく感じた生徒が多かった印象ですが、昨年度平均が57.5点に比べて同程度かややダウンを予想。 ・英語は、昨年が平均59.2点と解きやすかっただけに、中位層の生徒は昨年よりは点数が取れていないと思います。弘前高校、中央高校志望層はしっかりと得点したかったと思います。 ・社会は今年の五教科の中では比較的解きやすかった印象。昨年の平均点が61.2点と高かっただけに、今年も似たような平均点となりそうです。日ごろの学習をしっかりと重ね、きちんと得点したかった教科です。 ・理科は今年度明暗を分けた印象です。しっかりとした知識が必要だったことと、力・化学反応の計算や、苦手な人も多い天体などの出題が多く、 理科が得意ではない生徒は大きく失点していたようです。平均点は昨年度の55.5点よりは5~10点程度下がりそうです。 ■県平均点としては、数学・理科の難化の分、5教科総合で昨年度平均281.4点より10点~15点程度ダウンしているのではと予想しています。 【各高校別ボーダー予測】 ・今年度弘前高校は昨年度のボーダー点(380~385程度)より10点程度ダウンの360点台後半~370点近辺が最終攻防と予想。(ただし、内申点によっては370点台後半くらいまで、涙をのむ生徒がいる可能性もあると思います。) ・今年度弘前中央高校は、昨年度のボーダー点(345~350)よりやはり10点程度ダウンの330-340点近辺の最終攻防と予想。 ・今年度弘前南高校は、270~280点近辺での攻防になっているのではないかと予想しています。 ・弘前実業、弘前工業は、いかに点数の取れる教科・問題をしっかりとできたかが勝負。学科によりますが、昨年度のボーダー点と同程度か各学科5~10点程度下の点数での攻防になっているのではないでしょうか。 ただし、例年「自己採点」と「開示得点」では思った以上に差がでる生徒も多いのが現状です。 (記述部分で、自己採点では0点にした部分に丸々点数がついている場合や、慎重な生徒が辛めの自己採点をしている場合などがあるのでしょう) 間もなく卒業式。試験の結果は皆不安だとは思いますが、 先生とそして仲間との別れを思う存分感じ取ることができる一日になれば良いなと思っています。 平成31年3月9日 学習塾ネクステージ林憲広 弘前市内各高校の合格最低点・ボーダー点数は上記の予想をさらに大きく下回っている情勢のようです。 ※2019/5/24追記: 青森県教育委員会から2019年度入試の平均点が発表されました。 おおむね上記の予想の範囲内の結果だったようです。
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