「ブライトステージ/Bright Stage」
~ネクステージ・パワーステージと違いを比較~

~教科書ガイド・参考書専門館~



高校生の英文法・語法の問題集として、高校で購入されていることがいまだに多い「ネクステージ」
その後継でもある「Vintage ヴィンテージ」「Power Atage パワーステージ」
2020年7月その最新後継とも言える「ブライトステージ/Bright Stage」が発売です。

ブライトステージ/Bright Stage 桐原書店

「ブライトステージ/Bright Stage 英文法・語法問題」の目次は下記のようになっています
◎Part 1 文 法
 第1章 時制
 第2章 態
 第3章 助動詞
 第4章 不定詞
 第5章 動名詞
 第6章 分詞
 第7章 比較
 第8章 関係詞
 第9章 仮定法
 第10章 疑問文と語順
 第11章 否定・省略・強調
 第12章 代名詞
 第13章 主語と動詞の一致
 第14章 接続詞
 第15章 前置詞
◎Part 2 語 法
 第16章 動詞の語法
 第17章 形容詞の語法
 第18章 副詞の語法
 第19章 名詞の語法
◎Part 3 イディオム
 第20章 動詞中心のイディオム
 第21章 形容詞中心のイディオム
 第22章 副詞中心のイディオム
 第23章 名詞中心のイディオム
 第24章 群前置詞
◎Part 4 会話表現
 第25章 会話表現(場面別)
 第26章 会話表現(機能別)

今までのシリーズと大きく変わった感じはしません。

その他公式サイトの紹介で目を引くのは

●本編の4択問題に加えて,「応用問題にTry!」で英作文問題や英文読解問題に取り組み,さらに対訳式完成文リストの音声確認や音読練習を行うことによって,英語の4技能における運用力を身につけることができます。

●問題英文の音声データを,専用サイトにて無料で提供します。英文のディクテーション,シャドーイングなどに活用できます。また,音声の一部はイギリス英語が収録されています。

共通テストでは、リスニングの配点が多くの大学で100点となります。
また「イギリス英語」も共通テストに取り入れられる, と大学入試センターが公表していますから、そういったことも意識してのことなのでしょうね。

kasikoi.hatenablog.com

今後手元で確認して、際立った特徴があるようであれば、追記していきたいと思います。

Bright Stage
ブライトステージ



powerstage パワーステージ

以下は、ネクステージとパワーステージの比較です。

2016年末、評判の「ネクステージ」の後継版として桐原書店より出版された「POWER STAGE(パワーステージ)」。「NEXT STAGE(ネクステージ) 」と何が違うのか比較してみました。

●まず、パワーステージとネクステージの章立てを比べると、多少の差異があるもののほぼ一緒。

●ページ数はネクステージ511pに対してパワーステージ587pと1割強増えている。

●左側に問題、右側に解答という構成は一緒。出題形式も「四択」「穴埋め」「整序(並び替え)」
ネクステージと変わらず、基礎力の不足してる生徒にとっては、見やすくて詳しい解説とはいえない感じ。

パワーーステージのおすすめの使い方としては、ネクステージと同様に、一巡は高校で学ぶべき英文法の学習を終え、その後で『文法・語法の確認・練習』として使用するという方法。 英文法の基礎力がない段階で、パワーステージで英文法の基礎力を養成しようとても、単に答えの丸暗記に終わってしまう可能性が高いと思います。

パワーステージとネクステージの一番の違いは「読解問題・英作文問題に挑戦!」というページが数章ごとに設けられたこと。
(面白い企画だとは思うが、2~3行の読解・英作文が並んでいるだけで、これをやり切るだけで読解力も英作文力も万全、というレベルの問題量ではない。パワーステージをやり切ることは英文法・語法の整理にはなるが、読解問題は別途練習が必要だし、記述の英作文が必要な生徒は別の対策が必要。 ただし、例えば高校の現場で副教材として用いたり、自分で受験勉強をする時に、なかなか長文読解に取り組めない生徒が、受験勉強の取り掛かりとして用いるなら、ネクステージをやるよりもパワーステージの方がずっとおすすめだと思います。)

●パワーステージもネクステージも、しっかりと学習を終えられれば、センター試験、中堅私大の受験に必要な英文法力は身につくと思う。できれば高3の夏か秋の早い時期くらいまでには 学習を終え、より実践的な問題(赤本などで過去問)に取り組めばよいと思います。赤本・過去問にいつ取り掛かるかは「赤本はいつ買う?」を参照ください。


「パワーステージ POWER STAGE」
ネクステージと違いを比較まとめ


1)現在、ネクステージを持っている、または学校で副教材として購入した人は、あえて、パワーステージを買わないといけないということはない。
2)パワーステージもネクステージも、英語の基礎力にとても不安のある生徒が、『受験生だから買わなくっちゃ』と飛びつくのは危険。
3)ある程度、高校の英文法の学習が一巡した生徒が、『文法・語法の確認・練習』として購入するなら、「読解問題・英作文問題に挑戦!」がある分だけネクステージよりはパワーステージがおすすめ。

「POWER STAGE」パワーステージ
「NEXT STAGE」ネクステージ
桐原書店

POWER STAGE
パワーステージ
NEXT STAGE
ネクステージ