令和5年度/2023度青森県立高校入試難易度・平均点予測・講評 令和5年3月7日実施令和5年度(2023年度)青森県立高校入試 ⇒令和6年度のボーダー予測・講評はこちらから 【コメント速報】 一昨年度が過去最高の平均点319.2から昨年は平均点287.1と30点以上下がっただけに今年の入試はどういった難易度になるのかが注目でした。 ・国語・・・比較的取り組みやすい問題で、昨年平均(67.5点)一昨年平均点(66.8点)と 同程度の平均点と予想。 ・数学・・・大問3(2)ィ、大問4(2)ィなど解きづらい問題もあったが、全体としては標準的な問題。上位層は高得点も期待できる。ただし、正確に計算することも求められる問題が多いので、中下位層は思うように点数がとれない人もいたのではないか。昨年度平均点(53.1点)よりややアップと予想。 ・英語・・・大問3は英語で答える問題から選択式問題に変わった。リスニングでは最後の問題の意図(英語力を高めるために高校で何をしたいですか)をうまくつかめず適切な英文を書けなかった人もいたのではないか。 大問5では語注の数が多くなく(知っておかないといけない英単語が多かったということ)また中学生にとっては複雑な構造の英文も混じっており、文意を把握できずに難しいと感じた生徒もいたのではないか。全体とすれば英作文比率が減ったことで部分点がなくなったことから平均点を予想するのは難しく、昨年度平均(54.0点)と同程度かややダウンの可能性もややアップの可能性もある。 ・理科・・・レンズの作図や化学分野、物理分野、地学分野それぞれに計算問題があり、苦手な生徒は苦戦したかもしれない。ただし全体的な難易度は高くないので、昨年度平均点(56.9点)と同程度かややアップと予想 ・社会・・・全体としては標準的な問題。地道に学習を進めてきた生徒にとっては何度も見たことのある問題も多いと感じたのではないか。完答が求められる問題も多く、失点につながった人もいるのではないか。全体としては昨年度平均点(55.6点)よりややアップと予想。 ●五教科平均・・・昨年度平均点287.1点と同程度かややアップし、場合によっては 令和3年度平均点(319.2点)、令和2年度平均点(312.9点)に及ばないまでも近い平均点になる可能性もあると 現時点では予想。 〇弘前高校・・・ 前述のように上位層はきちんと点数を取れているとみられます。今年度の弘前高校は倍率が1.12倍と涙をのむ生徒が29名。昨年度は1.30倍で涙をのんだ生徒が71名でした。また昨年度弘前高校ボーダーは395~400点近辺だったと推察されています。 以上を総合的に勘案すると弘前高校の今年のボーダーは400点近辺で390点台(あるいはギリギリ390点割れ)の合格者がどの程度出るかが焦点となりそうだと予想します。 〇弘前中央高校・・ 中上位層はきちんと得点ができていると思われます。今年度倍率は1.19倍(涙をのむ生徒が46名)。昨年度は1.28倍(涙をのんだ生徒が67名)でボーダー点は335点~340点だったと推察されています。 以上を総合的に勘案し、弘前中央高校のボーダーは330点割れ近辺の攻防と予想します。 〇弘前南高校・・・ 今年から定員が1学級減ったものの倍率は1.09倍(涙をのむのは17名)と昨年度倍率1.01倍をやや上回った程度。今年も得点率50%近辺の合格者がでる可能性があると思われます。 〇弘前実業高校、弘前工業高校・・・ 倍率1.0倍を上回ったのは工業情報技術1.29倍、工業土木1.14倍、建築1.23倍、実業商業1.08倍、実業情報処理1.15倍、実業スポーツ科学1.15倍。 特に弘前実業高校はいずれの学科も昨年度倍率以下となっていますので昨年度の合格最低点を下回る可能性が高いと思います。 学習塾ネクステージ林憲広 今後の更なる情報によっては更新・変更されることがあることをご了承ください。) 間もなく卒業式。進路がバラバラとなる中学時代の友人たち、先生方と最後の思い出を楽しんでくれることを願っています。 以下は青森県教育委員会発表2023年度入試の平均点となります。 五教科平均点で276.4で昨年の五教科平均点287.1点より10.7点ダウンとなりました。 ⇒昨年度(令和4年度)のボーダー予測・講評はこちらから
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